【呪術廻戦考察】『宿儺は魔虚羅に無量空処をどう適応させたか』【本誌ネタバレあり】

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五条vs宿儺

 さて本記事の中心となる議題は五条悟の領域展開に対して、いつ・どのように適応を済ませたのかという部分である。

 そのためには五条悟と両面宿儺のこれまでの試合経過を振り返る必要がある。

 序盤は肉弾戦で互いに削り合っていたが、領域展開を仕掛けることとなる。 

 領域内での押し合いでは互角であったが、宿儺の領域は結界で空間を分断せずに必中範囲も半径200Mまでと広範囲である。

 五条が領域内で押し合いをしている最中でも、彼の領域の外殻は宿儺の攻撃を喰らい続けることとなる。

 領域展開は閉じ込めることをメインとしているため、内側から外側の耐性を上げている。

 虎杖&七海vs真人でも描かれたことだが、領域展開は外側からの攻撃に弱い。

 これにより五条の領域は破壊、術式も焼き切れることとなる。

 領域については別記事にて詳しく取り上げているのでそちらもご参照いただきたい。

 

 そのため五条は領域の対内条件・対外条件を逆転、外側からの耐性を上げたうえで領域展開を仕掛ける。

 内側での領域の押し合いは互角であるため、領域の外殻が耐え凌いでいる間は領域内での肉弾戦がメインとなる。

 このとき宿儺としては五条の無下限呪術を突破しなくてはならないという関門が発生する。

 そこで宿儺は領域を展開しながら、領域展延を使用する。

 五条はこのことに驚きをみせていたがそれも当然。

 領域展延は生得術式を付与しない領域を身の廻りに覆うことで、相手の術式を中和するというもの。

 通常時であれば理解できるが宿儺は領域展開中。

 領域を使いこなせるクラスの術師でも、領域の押し合いにリソースを割くので精いっぱいというのが普通であろう。

 領域展開ができるというだけでも脳のキャパがいっぱいになるだろうに、領域展延まで行える宿儺の処理能力には驚かされるばかりである。

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