私が個人的に気になる点は六平国重はなぜ7本目の妖刀を作成したのかというポイントである。
まず初めに六平国重は妖刀を作成したが斉廷戦争後にはその存在を憂いていた。
斉廷戦争を終えて15年もの間、平和な状態が続いていたのであれば今後の日本には妖刀は不要であると考えられるであろう。
そうであるにもかかわらず、六平国重は7本目の妖刀を用意していた。
今回はなぜ六平国重は妖刀を用意する必要があったのかについて考えていこうと思う。
斉廷戦争とその後
過去記事でも書いてはいるが、『カグラバチ』の世界で代表的な戦争として「斉廷戦争」という戦争が挙げられている。
「斉廷戦争」が終結してから、現時点での作中時間軸までの18年という期間を経てもなおこの「斉廷戦争」という言葉がキーワードとして語られている。
『カグラバチ』という作品における最大の戦争が「斉廷戦争」といえる。
逆を言えば、18年もの間は日本という国は比較的平和に過ごせていたといえるだろう。
諸外国との戦争も描かれておらず、年代こそ明らかになっていないがビル群が立ち並ぶことを踏まえると経済的な発展もそこそこにしていることからも、安定した世の中を過ごせていると推測できる。
また神無備が一般人の心配をしていることを踏まえると、警察としての役割と機能を果たせている。
つまり平常時には一般人は守られて当然であるということを意味し、日本という国の治安維持の高さも伺える。
ここまでの話からも、平常時の日本では一般人を巻き込んだ構想などなく平和としては一定程度担保されているといえるだろう。
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