第7話・レビュー
さて今回の第7話でしたが良いところ半分・悪いところ半分に分かれた話でした。
ひとつずつ見ていきましょう。
南極への目的
第7話の良いと思ったと思うことの1つめは「南極への目的」がはっきりした点です。
キマリたちが主人公とはいえ、南極へ観測隊を派遣する理由はこれまではっきりとは明かされていませんでした。
南極観測隊が民間となり、3年という長い年月をかけてきたわけですから、大きな理由があったはずでした。
その理由が「民間の天文台をつくる」という具体的な目的として掲げられた点については評価できます。
例え現実世界で南極での民間天文台がどうであれ、「民間の天文台をつくる」という字面に期待感が持て、何よりロマンがあります。また今は亡き貴子の意思を継ぐという意味においても非常に大切な目標であると思います。
シラセの成長
2つ目にシラセの成長がみられたという点です。
これまでのシラセは恥ずかしがり屋で人前に立つことができない人物でした。
事務所に電話をかけろと命令するも自分で電話はできない、インタビューの仕事でも台本をそのまま読むことすらままなりません。
そんなシラセを含めた4人は同行者ということで、歓迎会でステージに呼ばれ挨拶を求められます。
これまでであれば当然言葉など出せるはずがなかったことでしょう。しかし、困った彼女の背中を押したのかヒナタでした。
第6話ではケンカに発展するのではないかという最悪の空気になりましたが、そこから一段と仲を深めたヒナタが背中を押すというエモい展開。
シラセが一皮むけた良いシーンでした。
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