まとめ・感想
親子という関係性について考えさせられる一作であった。
特に昨今の日本では”人の領域に踏み込まない”ことが美学とされがちである。
個々人がそれぞれの思想があるため、触れちゃいけない話題や存在があふれている。
それはもちろん大切である。
またインターネットが発達したことにより、自分と趣味嗜好が合う人が見つけやすくはなった。
そんなメリットがある一方で、人とぶつかり合う機会というのも減ったように感じる。
なぜなら私もしくはあなたではなくとも「代わりの人」が溢れ、みつけられる世の中だからだ。
例えば学校にしろ、仕事先にしろいくらでも移動する敷居がはるかに下がった。
いつでもやめて、いつでも逃げれる世の中である。
便利にはなったが、人とのコミュニケーションという観点では疑問が残る。
本当の意味で仲を深めるためには、表面的に取り繕った暖かい言葉だけではなく、核心を突くような冷たい一言も大事なのかもしれない。
そうした本音で語れるような人間関係を私自身、構築していきたいものである。
それでは今回はこのあたりで。
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