ライオンのおやつ

小説

【2020年本屋大賞】『ライオンのおやつ』作:小川糸【書評・感想】

【あらすじ】33歳にして余命を宣告されてしまった海野雫は、とある島のホスピス「ライオンの家」で余生を過ごす。毎週日曜日に思い出のおやつを食べる「おやつの時間」が設けられているが何を食べるか決めきれず、時間だけが過ぎ去っていく。「死」と向き合い、生きることを考える。儚くも強くあろうとする最後の時間を描いた一作。