前回に引き続き『宇宙よりも遠い場所』の感想やレビューをまとめ、考察をしていきたいと思います。
前回の記事をベースにしているので、まだご覧になっていない方は下記から↓
第1話・あらすじ
『高校に入ったらしたいこと』の一つに「あてのない旅に出る」と書かれた自身のメモを見つけたキマリ。高校2年になってなにもしていないことに気が付き、青春をしようと決心する。
まずは「学校をサボり東京に出る」と親友のめぐっちゃんに打ち明けるも、やったことがないことを始め上手くいかなかったらどうしようと考えてしまい、直前で踏みとどまってしまう。
そんなある日、キマリは同じ学校の生徒が落とした現金100万円が入った封筒を拾う。その持ち主は同学年のシラセ。
南極で行方不明になった母の遺品を探すため、南極への旅費として100万円を貯めていた。
そして誰もが無理だという南極にたどり着き、絶対に行って無理だっていった全員にざまあみろっていってやると決心をしていた。
南極に行くためには観測隊員にでもならないと無理なはず。
それでもお金だけ貯めていたシラセ。
目標もなくただ高校生活を送っていたキマリにとって、叶うかもわからない目標を掲げ我武者羅に突き進んでいたシラセは尊敬に値する人物でした。
シラセは「南極に行こう」とキマリに声をかけます。
母親に言われても片付けなかった部屋を綺麗にし、早起きをし、南極に行くため自分の生活が変わり始めたキマリ。
砕氷艦しらせの見学するため2人は広島まで足を運びます。
「赤道を抜け、嵐を抜け、氷を割り、日本から14000㎞、宇宙よりもはるかに遠い誰も寄せ付けないその場所へ」
「どうやって行くつもり?」と尋ねるキマリに対し、「知りたい?」とニヤついた顔でシラセは答えるのだった。
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