miyamura-lab

小説

【書評・感想】『お探し物は図書館まで』「小町さんと付録」作:青山美智子【2022年本屋大賞】

『お探し物は図書館まで』 あらすじ  生きていくうえで仕事は切っても切り離すことができない関係にある。  「生きる」と「...
小説

【2020年本屋大賞】『そしてバトンは渡された』「優子と親子について」【書評・感想】著者:瀬尾まいこ

【あらすじ】優子がまだ幼い時、母親は死別してしまった。父親は再婚するものの海外赴任が宣告される。優子は日本に残り。父親の再婚相手と暮らす。優子を繋ぐバトンは引き継がれていき、2人の母親と3人の父親を持つこととなる。苦労にまみれながらも、それぞれの”愛”を受け育った優子の半生を描いた物語。
マンガ

【呪術廻戦考察】『死滅回游というシステムについての解説』【最新話ネタバレあり】

羂索の目的もほとんど果たされ、「死滅回游」も役割を終わりつつある。終焉を迎えるという段階であるが、かなり複雑なシステムであった。特に序盤はルールや目的がどうもはっきりとしなかった部分があり、なあなあで読み進めていった読者も多いのではないだろうか?今回は死滅回游というシステムについて振り返っていく。
マンガ

【呪術廻戦考察】『虎杖悠仁の正体と播磨国の関係性』【最新話ネタバレあり】

今回はゆったりと『呪術廻戦』の考察をしていこうと思う。テーマは「虎杖悠仁と播磨国の関係性」である。播磨国は現在の兵庫県・南側に位置する地域。この議題を持ちいた理由は、下記の発言に由来する。この発言から宿儺は”播磨国に関係する誰か”と”虎杖悠仁”の容姿が似ていることを示している。
マンガ

【呪術廻戦考察】『宿儺と受肉の必要性について』【最新話ネタバレあり】

本誌では佳境を迎えている『呪術廻戦』。今回は宿儺と受肉の必要性というテーマでの考察をしていこうと思う。まず宿儺に受肉が必要であったかどうかについて考えてみよう。受肉した死滅回遊の泳者をみると、基本的には目的があって受肉に基づく契約を行っている。
マンガ

【呪術廻戦考察】『領域展開の強さと弱さについて解説してみる②』【最新話ネタバレあり】

今回も呪術廻戦に関する考察だが、前記事に引き続き”領域展開”について触れていこうと思う。前回の記事では”領域展開”は一握りの人物にしか扱うことができない最高位の技である一方で、その強さゆえに対策が講じられてきたことを述べた。
マンガ

【呪術廻戦考察】『領域展開の強さと弱さについて解説してみる①』【最新話ネタバレあり】

『呪術廻戦』という作品における一番魅力的な技といえば「領域展開」だ。本記事では「領域展開」に深堀りしつつ、その強さについて考察をしていこうと思う。今回の記事では強さに隠れるデメリットという観点で考えてみよう。「領域展開」とは呪術界における最高峰の技術であり、"呪術戦の極致"とも称される。
マンガ

【呪術廻戦考察】『虎杖悠仁って本当に自死する覚悟あったの?』【最新話ネタバレあり】

今回のテーマは「虎杖悠仁って本当に自死する覚悟あったの?」という部分に着目していこうと思う。『呪術廻戦』という作品における終着点の一つに”虎杖悠仁の死”が挙げられる。この死という道については1巻の時点で決まっており、死までの過程を描く物語が『呪術廻戦』である。(と考えられていた。)
小説

【2020年本屋大賞】『ライオンのおやつ』作:小川糸【書評・感想】

【あらすじ】33歳にして余命を宣告されてしまった海野雫は、とある島のホスピス「ライオンの家」で余生を過ごす。毎週日曜日に思い出のおやつを食べる「おやつの時間」が設けられているが何を食べるか決めきれず、時間だけが過ぎ去っていく。「死」と向き合い、生きることを考える。儚くも強くあろうとする最後の時間を描いた一作。
マンガ

【呪術廻戦考察】『伏黒恵、器としての強度不足説』【最新話ネタバレあり】

第212話「膿む②」より、伏黒の体へと受肉した宿儺。しかし、ここで唱えたい説が「伏黒恵、器としての強度不足説」である。それでは早速本編へ参りましょう。まず話しておきたいのは受肉する際の条件についてである。先日、「虎杖悠仁の存在価値」↓として受肉関連について深堀りした記事があるのでこちらも参考にしてほしい。