今回も『一ノ瀬家の大罪』第13話の考察をしていきます。
前回第12話の記事は↓から。
考察
”本物の翔”がいると主張する翼に対し、疑念を抱くものの働いていると噂のファーストフード店を訪れる美奈子。
そこで”本物の翔”と出会ったことで美奈子は過去を思い出し始めて……。
美奈子と翔の過去
今回の13話では美奈子と翔の過去が詳細まで明らかになった。
翔がリストラにあっていたこと、その中でも浮気をしていたこと。
そしていつも自宅に持ち帰ってきていた廃品を浮気相手の家庭へと持ち帰っていたこと。
正社員であると考えていたためリストラとバイトは想定外ではあった。
しかし、世界線が変わっても職業が変わらないことや”本物の翔”が浮気をしていたことはおおむね考察通りの結果であった。
そして気になる部分は2年前という箇所だ。
翼基準で考えると小学6年生ころの話。
この時期は翼が南小FCをやめたと考えられる時期とも近い。
このことからも、一ノ瀬家の悲劇は複合的に発生したものだとみていいだろう。
やはり一ノ瀬家の家庭崩壊には翔の浮気という要素も絡まっていることは間違いない。
そのうえでなぜ浮気をしてしまったのか、という部分には今後触れることとなるだろう。
家では気弱で翼や詩織を止めることができない頼りにならない父親。
本来であれば浮気をする勇気すら出ないような弱さが描かれている。
美奈子が浮気をできないと感じていたのも普段の性格や言動をよく知っていたからだ。
しかし、浮気をしなければいけないほどまでに家庭外に居場所を求めていたのだろう。
それほどまでに家族といることが苦痛で、浮気をすることでしか幸せを享受できなかったのだと解釈できる。
そして恐ろしいのは今後の展開だ。
そうだ私、前にもここへきて
その時は、その時は…どうしたんだっけーーー
『一ノ瀬家の大罪』第13話「美奈子の追憶」
ドアが開いた先から出てくるのは子供でひとまず穏便に解決できるような気がするが、以前訪れた際には重要な何かが起きていることは間違いないだろう。
美奈子自身が”大罪”を抱える可能性も捨てきれない。
今後の展開にも目が離せない。
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