【感想/レビュー】『一ノ瀬家の大罪』【第7話考察】タイザン5

一ノ瀬家の大罪

翼の楽観的性格

 今回は翼の楽観的な性格も目立った。

 第1話の病院から陽気でロマンチストであった翼

 このことについては第6話の考察記事でも大きく振れているのでよければどうぞ↓

 「架空の思い出トーク」にて記憶を取り戻すことを提案しながら、「何も知らない」という不安な毎日を払拭しようと努める。 

 しかし当然のことながら記憶をなくしているという事実にストレスを感じる人物もいる。

 特に詩織はその不安から、翼に対して涙をみせることとなる。

 ただ翼は記憶が戻らなくても、家族が楽しい関係でいられるのであれば問題ないと気楽にとらえていた。

 そして今回の第7話。

 中学1年生が明らかな年上とデートをするという異常な状況に対して、「年上好きってからかってやろ~」と特に疑問は抱いていない。

 この件に関しては勇希は「犯罪」という言葉を発しており、一般的な価値観を持ち合わせている。

 その後、勇希は「なんか意外と健全だな」と「意外と」という言葉を使用している。

 このことからパパ活など不健全な関係性を危惧していたことは間違いない。

 勇希は危険であると忠告することで、翼は詩織に注意喚起をする。

ただ逆説的に考えると、他人から指摘されるまで翼は違和感に気付くことができなかったのである。

そういう意味でも翼は楽観的と捉えることはできるだろう。

 この楽観的な性格がどこから来たものなのかという点は今後重要になるだろう。

 生まれ持った性格からなのか、思い出したくない記憶がある抑圧からなのか。

 どこ由来のものかは意識してみていこうと思う。

まとめ

 これまで翼の過去を観てきた中で、ようやく家族にも目が向けられだしました。 

 そして詩織の部屋には大量のうさぎが並べられており、不気味さを感じさせる終わり方でした。

 彼女が内側に秘めたる感情は一体何なのか。

 次回までがドキドキですね。それでは次回の考察で↓。

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