【呪術廻戦考察】五条悟が敗北するという伏線【最新話ネタバレあり】

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 今回は五条悟と両面宿儺の勝敗についてあらかじめ示唆されていた内容について振り返ってみようと思う。

羂索という人物

 五条悟と両面宿儺の強さを比較する上で欠かすことができないのは羂索という存在である。

 羂索は遅くとも平安時代から生き延び、1000年以上も術師を続けている。

 その長い年月をかけて死滅回游の泳者を集め続けており、ようやく現代で死滅回游というゲームを開催するに至っている。

 さてそんな羂索で注目してもらいたいポイントは2つある。

 六眼と戦った経験、そして鹿紫雲との会合である。

① 羂索と六眼

 まずは羂索と六眼という関係性からみていこうと思う。

 1000年以上生き延びてきた羂索であるがコミックス17巻「葦を啣む」にてこれまでに2度、六眼と戦ったことがあると天元の口から語られている

 第一ステップとしてこの六眼に2度敗れたという事実の考察である。

 計画の邪魔をされたと捉えることもできるが、そうであれば”これまでの戦闘は六眼によって阻止された”というような言い方をするだろう。

 そこで羂索はシンプルに戦闘で負けたと解釈するのが真っ当な考察である。

 ここで明記されているものが「六眼」だけである。

 つまりは過去に戦闘した「六眼」持ちが無下限呪術を使えた術師とは限らない。

 仮に羂索が過去に戦った術師が無下限呪術持ちであれば、五条悟と何ら変わらないスペックの持ち主であっただろう。

 また無下限呪術を持たなかったとすれば羂索はただの「六眼」相手にやられたのであって、「六眼」という存在の格が一層高まる。

 さらには「六眼」に加えて無下限呪術という絶対不可侵の術式を持った暁には、とんでもないハイスペックの術師になることが想像できる。

 羂索が1000年という年月で術の精度を磨いたという可能性を考慮したとしても、1000年前から相当腕が立つ術師であったことは容易に想像できる。

 平安のころから誰も知りえなかった呪物への成り方をしっていたことや、1000年もの間で死ぬことはなかったこと、呪術全盛期の平安を乗り越えたことからも実力はかなり担保されているといってもいい。

 そして1000年もの時間をかけて準備を整え、いくつもの保険を掛けながら緻密で失敗がない計画をまとめる用意周到さを誇る羂索が2度も「六眼」相手に敗北を喫しているのだ。

 これまでを振り返っても虎杖の生誕に始まり、吉野の利用、京都姉妹校交流会の行われた高専への侵入、渋谷事変での五条の封印。

 戦闘向きの・不向きの体があったとはいえ、脹相や九十九相手に余裕を見せて勝利していることからも、真の実力は折り紙付きである。

 どれも緻密な計画と適切な人員配置によって成り立っていた。

 それができる羂索が敗北するのだから、「六眼」持ちというだけで相当な力があるということは自明である。

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