【呪術廻戦考察】東堂葵という化け物級呪術師の強さを解説する【最新話ネタバレあり】

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 呪術師の中でも東堂葵は作中きっての強さを誇る。

 新宿での最終決戦では前線を退いており、乙骨や九十九といった特級の活躍や秤の登場、禪院真希の覚醒、さらには宿儺の復活などなど目まぐるしい序列の変更があった。

 強さのインフレが起こった中で、前線での活躍が見られない東堂は過小評価されつつあると思う。

 ただし、繰り返すが東堂葵は作中きっての強さを誇る。

 東堂葵の強さが如何ほどなのかについておよそ3つの記事に分けて解説していこうと思う。

 今回は呪術廻戦において術式がどれほど重要かについてみていこうと思う。


東堂葵は何が強いのか

 初めに留意してもらいたいポイントとして、五条悟を中心に強さのインフレが止まらないがそもそもにして殆どの術師が2級や準1級で頭打ちとなる、ということである。

 そのなかで東堂葵と同じように1級にあがれる術師となるとほんの一握りであるという事実は忘れてはならない

 渋谷事変中盤にて重面と戦闘を行った際、釘崎は1級術師である七海に対して「レベルが違う」という感想を抱いている。

 この時点での釘崎は、東堂と冥冥によって1級術師の推薦を受けていたことから準1級(仮)相当の実力があったことが想定される。

 つまり準1級(仮)と1級にも大きな隔たりがあるといえるだろう。

 そんな中でも東堂葵は1級術師に認定されているのだから、呪術界においては東堂葵は欠かせない主要人物であり、術師のトップランカーとでも言うべき存在だ。


術師に必要な条件

 まず初めに呪術師として必要な能力とは何かということについて整理したい。

 体術?呪力操作?いや、術師に求めらる能力は術式の強さである。

「簡単な式神とか結界術は別として基本的に術式は生まれながら体に刻まれるものだ。

 だから呪術師の実力は才能がほぼ8割って感じなんだよねー」

『呪術廻戦』2巻 第12話「邁進」

 御三家であり、20年以上も呪術界を生き延びてきた五条がこのようなことを話している。

 灰原だけではなく、ほかの仲間たちが死にゆくさまを何度も見てきているのだろう。

 そんな彼が話しているのだからある程度の信用性が担保されているといえる。

 もちろん体術や呪力操作も大切であるが、それ以上に生まれ持って得た術式が強いかどうかのほうが重要であるのだ

 努力よりも才能が重視される世界だ。

 これに関しては禪院扇が次のように述べている。

「天与呪縛…フィジカルギフテッド。

 それが何だ。我々術師は日々鍛錬した肉体を更に呪力で強化して戦う」

『呪術廻戦』17巻 第149話「葦を啣む-弐-」

 体術や呪力操作に関してはどの術師も行う。よほど突出していないと差はつかないということである。

 つまり術師としての能力値を考えたとき、「術式3:呪力操作3:体術3」というようなバランスのとれた評価ではなく、五条が述べるように「術式8:その他2」というような割合になるのだろう。

 そういう意味においては術式という才能に依存した世界であるといえる。

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