宿儺の術式が「呪物を喰う」というもの
そこで考えられるのが宿儺が持つ2つ目の術式が「喰う」術式であるという可能性である。
例えば考えられるのものは、「喰らった呪物などの呪力や術式を取り込むことができる」という術式である。
そうであれば、虎杖が受胎九相図を喰うメリットも生まれる。
また宿儺側から考えてみよう。
公式ファンブックでは「宿儺の快感とは一体なんですか?」という質問に対し、「食べることです」という回答がされている。
これを一般人と同様の食事とだけ解釈するほうが無理があり、別の意味が包括されているように感じていた。
この「食べること」が「呪物などを取り込み自分の力にすること」であれば、快感に感じることと辻褄が合うだろう。
また第222話「予兆」では即身仏となった自身の体を喰らっており、これも術式の効果を狙ったものだとしたら納得がいく。
そして芥見下々がやりそうなことだからという理由もある。
現時点では虎杖が「解」「捌」などの術式を持つことが期待されている。
なおかつ受胎九相図を喰らったことも、ただの呪力を得るという目的のためと解釈されているだろう。
それが虎杖に「解」「捌」などの術式が刻まれているのはミスリード、本当は最終決戦の原罪には術式が刻まれており、なんなら登場済みという伏線回収はやりかねない。
東堂と脹相の際に見せた「存在しない記憶」が虎杖の術式ではないかという、ミスリードの持っていきかたに似ている。
以上の理由から、虎杖は「解」「捌」などの術式は刻まれず、「呪物を喰う」術式を保持していると考える。
ただ現時点では情報が少なく、あくまで考察の一端、エンタメとしてみてもらえるとありがたい。
コメント