【呪術廻戦考察】”人外魔境新宿決戦”での猪野琢磨についての評価【最新話ネタバレあり】

呪術廻戦

 全開の禪院真希に続き、今回取り上げるのは”人外魔境新宿決戦”における猪野琢磨の評価について解説と評価をおこなっていこうと思う。

 初めに、「よく生き残れたな」というのが正直な感想である。

 というのも今回前線に上がっていたなかでは最弱といってもいいくらいのレベル。

 というより明らかに一段階低いレベルにも関わらず、最終決戦にて戦う意思を決めている。

 その勇気を称賛したい。

 前線で戦ったメンバーを考えても、”宿儺の魂の片割れを引き継ぐ”・虎杖悠仁、”五条悟と並ぶほどの才能の原石”・日車寛見、”特級呪物・九相図”・脹相、”最強の一級呪術師”・日下部篤也、”伏黒甚爾と並ぶフィジギフ”・禪院真希、”一時的にも五条悟と渡り合った”ミゲルと錚々たるメンツが並んでいる。

 その中に準1級推薦の猪野琢磨が混ざっているのが異質であろう。

 それでも七海建人の意思を継ぐために修行をこなし、前線で戦う許可を得るくらいには成長しているところは評価したい。

 ただし実績という観点においてはそこまで功績を残せていないのも事実。

 28巻 第246話「人外魔境新宿決戦⑱」より戦闘に参加したが、呪具化し「十劃呪法」を身に着けた七海の形見である鈍で攻撃を仕掛けるもあっさり防がれ、傷を負わせることには至らなかった。

 次に戦闘参加するのは第253話「人外魔境新宿決戦㉕」であるが、「来訪瑞獣」を使おうとするも宿儺の攻撃を喰らい退場。

 ただ29巻 第257話「人外魔境新宿決戦㉙」では「来訪瑞獣」”4番・竜”を出して一矢報いるも、すぐさま宿儺に切り刻まれてしまい、七海の形見での追撃も失敗に終わる

 それでも、虎杖が”黒閃”を決めるための隙づくりには貢献できていた。

 このように戦闘という面においてはほとんど実績を残せないままではあったものの、それでも頑張り自体は評価したいところである。

 特に宿儺の”閉じない領域”に対して、猪野琢磨は”簡易領域”で対抗しており最低限の結界術を1か月で身に着けている。

 実際には途中で東堂が助けている可能性もあるが、それでも耐えきったことをは評価したいポイントである。

 さらに述べれば、戦闘機会が多くなく宿儺の興味もそそられなかったとはいえ、特に致命傷を負わずに帰還しているのが偉い。

 おそらく前線に立ったなかでもここまで被害が少ないのはミゲルと猪野琢磨くらいだ。

 そういう運の強さという意味でも、猪野琢磨は呪術師向きなのかもしれない。

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