【感想/レビュー】『一ノ瀬家の大罪』【第1話考察】タイザン5

一ノ瀬家の大罪

 今週からジャンプ本誌にて連載が開始されタイザン5氏が原作の『一ノ瀬家の大罪』。

 今年の年始にジャンプ+にて大人気を博した『タコピーの原罪』の作者であるタイザン5氏の新作で会ある。

 第1話にしてすでに考察の余地があるので、さっそく見ていこうと思う。

家族の真実

 この『一ノ瀬家の大罪』という物語の鍵となるのは、「家族が抱える秘密とは何か」ということである。

 それぞれが何か闇を抱えているように思える。

 過去に何があったのかというミステリー的要素をいかに解決するのかが楽しみな点だ。。

 またこの第1話の序盤で見せた幸せそうな家庭環境から過去のすべてを知ってしまった時、家族という関係性がどのように再構築されるのかも気になるポイントである。

 次に気になるポイントは「本当の家族なのかどうか」という点である。

 家族一家が住むにしては個室の部屋が多い

 翼と詩織はまだしも、幸恵と耕三、翔と美奈子が夫婦だとした場合、別々の部屋というのが珍しい。

 いや田舎の広い土地であるならわかるが、それぞれが個室をもち計6部屋あるというのはなかなかに違和感を覚える。

 しかもすべてが鍵付きという。自宅に鍵付きの部屋というのは「何かがある」と勘ぐってしまう

 また関係性についても考える必要がある。

 父と母、祖父・祖母、妹という家族構成としているがそれが本当かどうかも少し怪しい

 何かミスリードをされているような気もするのだ。

 性別や年齢が違った、実は本当父親じゃなかったなんて展開もあり得るような気がする

 免許証・学生証で自分自身の身の証明をしているのが翼と翔のみであり、幸恵と美奈子は年齢を明かしていない。

 もちろん全員が身分を明かし、年齢を公開するというのもおかしな話である。

 ただプロフィールを正式に発表していない以上、注意すべき点である。

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