本日も『一ノ瀬家の大罪』の考察を続けていこうと思う。
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考察
第2話で翼のいじめが発覚し、第3話では翼の反抗により立場が逆転した。
この第4話では翼と中嶋の過去が明らかになる。
翼と勇希の過去
第4話では現在と過去の行き来が激しいため、ひとつずつ整理しながら見ていこうと思う。
まずは翼と中嶋勇希の関係性からだ。
牛乳を残すくらいに好き嫌いがあり、母親から元気を心配されるほど引っ込み思案であった勇希。
その壁を気兼ねなく飛び越えてきたのが翼であった。
翼がサッカーを好きだったこと・勇希の父親がサッカー好きであることから、サッカーを軸に勇希は変わっていく。
余談ではあるが二人をつなげた「サムライレッド」(日本代表的なポジション?)については第4話以前も登場している。
第1話にて翼が初めて自室を訪れた際にロゴ入りのものが中央に置かれている。
また第2話で残飯をかけられた翼に、いじめられている動画をみせようとする勇希のスマホケースにも貼ってあるのだ。
実に細かいところまで目が行き届いている。
勇希の一歩
さて、話を戻そう。
勇希は翼と同じサッカーチームに参加することとなる。
10番というエースナンバーを背負う翼に認められたことは勇希にとっても大きい財産であっただろう。
勇希は次第に自分の殻を破り、自分の中で一歩踏み出すことに成功する。
またサッカーを始めたことにより、自分の子供を心配そうに眺めていた両親も勇希の試合にユニフォームを着るほど熱心に応援する。
サッカーというスポーツを始め、活発になったことが喜ばしかったのだと考えられる。
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