【感想/レビュー】『一ノ瀬家の大罪』【第13話考察】タイザン5

一ノ瀬家の大罪

翔の実家

 さらっと登場しているが、一ノ瀬家が住む家が翔の実家であるという点はかなり重要な要素である。

いつまで経っても実家を出れないままなところ

『一ノ瀬家の大罪』第13話「美奈子の追憶」

 ”いつまで経っても”と語っていることから、これまで実家を出ていないということがわかる。

 つまり、翼が持っていた家族の集合写真のときも同じ家であることが確定する。

 なおかつ、もともと部屋が6つあったということも同様に確定する。

 今後の考察要素として欠かすことができない部分だ。

 また耕三と幸恵が翔の両親であることがはっきりし、実家で共同生活をしているということで嫁姑問題という可能性も生まれだす

 つまり幸恵が「怠惰」の罪としての存在感も増していく。

 幸恵と美奈子という関係性についてもしっかり見ていこうと思う。


“あの事故”について

 一番のポイントは”新しい翔”が話す”あの事故”についてである。

 このことは第10話「翔の消失」でも登場する。

「また何も分からなかった。あの事故のことも」

『一ノ瀬家の大罪』第10話「翔の消失」

 ”また”という語を使用しているから“あの事故”の真相を何度も探ろうとしてきたことは間違いない。

 ただその真相が明らかになったことはこれまでなかったのだ。

「あの事故の真相まで思い出したらお前らは、もう家族じゃいられなくなる」

『一ノ瀬家の大罪』第13話「美奈子の追憶」

 これまで翼が中学受験失敗した説や、今回描かれた翔の浮気など一ノ瀬家には家庭崩壊に至る要因が様々あったことが考えられる。

 しかしそれらは原因の一つでしかなく、一番の原因は”あの事故”ということになる。

 病室の一コマが混ざっていることから重要な交通事故か死が訪れたのかもしれない。

 家族全体を巻き込む事故とは何か。

 今後の展開も気になるところだ。

 今回はこのあたりで。

 

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