なぜ死を願うのか
今回、もう一つ気になる部分を挙げると、「翼はなぜ死を願うのか」という部分である。
第2話の時点では、いじめが原因でクラスの連中に殺意を抱いていた。
しかし自室でしかストレスを発散する方法がないのだと考えていた。
ただ第3話にて、いじめの主犯であった中嶋が小学校の体操服を着て泣いている1コマが映し出される。
この場面から翼と中嶋の間に因縁があることは間違いないだろう。
例えば小学校時代に翼は泣いている中嶋を助けることがあった。
それは中嶋にとって重大な思い出であったが翼は一切覚えていない。
この「忘れっぽい」部分に不満を抱いた中嶋が何かの拍子にいじめを開始する、など。
これであれば第2話で語られた「忘れるところとか」も回収できる。
仮にこのような展開だとしたとき、「死」が2つの意味を持つ。
一つはいじめてきたクラスメイトに対しての「死」。
もう一つは自分の不甲斐なさやみっともなさを良しとしない、自責の「死」である。
もしかしたら、翼は自分で自分のことを許せなかったのかもしれない。
まとめ
まだ過去が明らかになってはいないが、少しずつ変化が見えてきた第3話。
次回からいよいよ過去が明らかになりそうで、目が離せませんね。
それでは来週の記事でお会いしましょう。
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