魔虚羅戦
この魔虚羅はチート級の強さであるが、完璧な敵ではないことは留意しておきたい。
攻略法はいくつか存在するので、あとは五条悟がどれだけ対策しているか次第ではあると考える。
魔虚羅対策
まずは初見の技で倒してしまうという方法である。
宿儺もこの方法で魔虚羅を倒すことに成功している。
結局のところ、一度喰らった技や相手の性質を学習するという点が強みなのであって、その学習が終わる前に一撃で倒してしまえば”適応”は関係ないといえる。
しかしながら問題点は本誌第229話ですでに無量空処に適応しているということだ。
おそらく宿儺は魔虚羅を六眼ですら見えない自身の影に隠しており、領域内に潜ませることで学習させていたのではないだろうか。
このことについては疑問点もあるため、別記事にて解説したいと思う。
いずれにしても五条悟の領域展開”無量空処”はすでに対策されてしまっており、一撃で倒すということは難しくなったのかもしれない。
無下限呪術に適応したわけではない
ただ押さえておきたい部分としては魔虚羅は無下限呪術に適応しているわけではないということだ。
この解説のために宿儺vs魔虚羅戦を振り返ろうと思う。
魔虚羅戦では序盤に軽い攻撃として通常の斬撃「解」を浴びせた。
しかし、それを学習したため2回目の攻撃時には「解」の斬撃を見抜くなど、適応能力の高さが描かれている。
ただ着目してもらいたいポイントは、魔虚羅の適応は「解」に行われているのであり、斬撃という行為に対しては行われていないという点である。
唯一の魔虚羅の破り方”初見の技にて適応前に屠る”
「捌」はその条件を満たしているが適応が「解」ではなく斬撃そのものに行われた場合、
その限りではない
『呪術廻戦』14巻 第119話「渋谷事変37」
1回目にみせた「解」に対して、魔虚羅はあくまでも「解」に対して適応していた。
だからこそ、別の種類の斬撃である「捌」については大きなダメージを負っていた。
仮に「解」を”斬撃”という広い括りで適応していた場合については、領域展開の「捌」も対策されていた可能性があるといえる。
つまりは魔虚羅が適応できるといってもそれは技単位での細かい分類であり、大きなカテゴリーでの対応はできていないということになる。
今回でいえば無量空処には適応されているが、無下限呪術という大きなカテゴリーには適応されていない可能性が高い。
”蒼”や”赫”、”茈”へ対応されているかはまだ不明である。
ただすでに影に仕込んでいた場合、宿儺はこれらの攻撃を十分喰らっている。
つまりすでに見せた技は適応済みという可能性も十分にあり得てしまうというのが恐ろしいところである。
そうなった場合、五条悟の勝ち目はとたんに薄くなるだろう。
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