【呪術廻戦考察】『両面宿儺の魂と伏黒恵の肉体/オガミ婆の降霊術』【最新話ネタバレあり】

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宿儺と伏黒恵

 さてこのオガミ婆と禪院甚爾の一件について、2つの可能性がある。

 一つ目は呪力を持たない特別な存在だったため降ろしていない魂の情報まで下りてきたという可能性である。

 もう一つは”呪力”というキーワードは関係なく、”肉体”と”魂”という人間を構成する2つのバランスが取れていなかったという可能性である

 呪術界において禪院甚爾という存在は非常に稀有な例であり、五条悟と同様に「選ばれた存在」であるといえる。

 詳細は下記の記事を参照していただきたいが、禪院家という呪術至上主義の家系に生まれながら呪力を持たない甚爾はかなり過酷な幼少~青年期を送ってきたことは間違いない。

 そうした全人生を賭けた縛りをかかえたことによってオンリーワンの力を手に入れた人間となった。


 さて、ここでカギとなるのが”肉体”と”魂”という『呪術廻戦』の世界観である。

 下記の記事で取り上げたように『呪術廻戦』の人間は”肉体”と”魂”という2つの要素で構成されている。


 その中でも今回重要視するのは”肉体”と”魂”の強度である。

 先にも述べたようにオガミ婆が呼びだした禪院甚爾は人間界ではかなり”強い”部類に位置する。

 この強いというのは肉体的な強度である。

 天与呪縛によって強化されている彼の肉体は常人の領域をはるかに凌駕している。

 まだ最強の発展途上で疲労困憊状態であるとはいえ、あの五条悟相手に一度は勝利を収め、後の特級術師となる夏油傑にも勝利するなど肉弾戦においては呪術界トップクラス。

 先の記事にて開設したように”肉体”と”魂”が同列に位置すると考えるのであれば、そんな肉体を持つ甚爾は魂自体もかなりの強度を誇るはずである。

 つまりもとの”肉体”の強度に比例して”魂”の強度も担保される可能性が考えられる。

 オガミ婆の孫の魂は、それほどまでに強靭な禪院甚爾の肉体に耐えうることはできなかったのだろう。

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