伏黒の強度
では伏黒がもつ肉体の強度についてみていこう。
もちろん術師としてのタイプが違うため一概に比較することはできない。
ただ宿儺の器として比較する以上、タイプなどとは言ってられない。
しかし比較をしてしまうと虎杖がS級の耐久性を誇るせいで、伏黒がどうしても霞んでしまう。
はじめは京都姉妹校交流会編前に東京校を訪れた東堂との戦いだ。
東堂のパンチを虎杖同様にガードするが吹っ飛ばされ、そこから連撃を喰らう。
立ち上がってはいるものの、かなりのダメージが入っているように見受けられる。
続くは起首雷同編。ここで伏黒は宿儺の指を取り入れた特級クラスの呪霊と対峙する。
そこでは正面からの攻撃を受け、少しの時間だけ気絶してしまう。
この特級クラスの呪霊は受胎戴天編で出会った呪霊とほぼ変わらない。
もちろん受胎戴天編の呪霊は遊んでいたというのはあるが、当時呪力をほとんど練ることができなかった虎杖が耐えていたという事実を鑑みると伏黒の耐久性は相対的に低いといえる。
(もちろん虎杖が異常なだけというのは再度書かせていただく)
次は渋谷事変での出来事。
陀艮戦での領域展開、受肉した伏黒甚爾とのバトル、重面春太による奇襲と立て続けに事件が発生したということに加え、宿儺でも大苦戦する魔虚羅の一撃を喰らったことによりKOしてしまう。
状況が状況ということもあるのでここは倒れても仕方ない場面ではあるが、虎杖であれば何とか攻撃を耐えられたのでは……なんて思ってしまう。
次は死滅回遊編。
レジィ・スター一行と遭遇しバトルへと発展する。
ポイントがどうしても欲しかった伏黒は、大打撃を受けフラフラの状態で戦闘を続ける。
呪力の消耗が激しい満象や、領域展開という大技を使った伏黒では勝利確定後には体力の限界が訪れて倒れこんでしまう。
正直なところ、伏黒のフィジカルは優れているほうだと思う。
公式ファンブックでも身体能力が10段階中8をつけられており、肉体の強度とは尺度が異なるものの、頑丈な体であるといえる。
ただ虎杖だったら起き上がれてしまうのではと思ってしまう自分もいるというのが事実だ。
クリティカルヒットを浴びても起き上がれる、限界であっても立ち続けられるという点では伏黒の数段上をいっている。
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