【呪術廻戦考察】『五条vs禪院甚爾と領域展開』【本誌ネタバレあり】

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③ 領域が効かないことを知っていた

 あるいは五条は領域が効かないということを知っていたのかもしれない。

 これは天逆鉾という、術式の強制解除を行う特級呪具をもっていたため領域が効かないと判断した可能性がある。

 あるいは呪力をもたない甚爾相手では領域が無意味であるということを六眼を通して知っていたのかもしれない。

 真希vs直哉にて、呪力を持たない人間と領域展開の関係性が明らかになった。

 領域には必中効果があるが、領域内での対象を判別しているのは呪力である。

 呪力を持たない甚爾や覚醒した真希は領域内では建造物などと同等となり、その必中効果の対象から外れるのだ。

 もともと一般人でも微量ながら呪力を持っている以上、そのオートアタックの対象が呪力を持つ者となるのは然るべきことだ。

 だからこそ領域では呪力を持たない者は認識できない。

 つまりは必中の対象ではないし、閉じ込めることもできない。

 五条悟はそうした呪力を持たない者には領域が効かないということを、天才の勘で理解したか、六眼で見通していたのか。

 分かりはしないが、いずれにしても五条はそういう理由もあって領域を展開しなかったのだと予想する。

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