③ サポートメンバーの存在
3つ目に五条悟にはサポートする存在がいるということだ。
反転術式をアウトプットできる家入硝子、術師の出力を一時的に増幅できる術式「単独禁区」をもつ歌姫、傷の悪化を止める術式をもつ新田新。
このようなサポート体制があるため、五条自身が確殺まで届いておらず、ほんの少しでも息があるのであれば復活の兆しがゼロではないと考えられる。
④ 鹿紫雲の登場
そして颯爽と鹿紫雲が戦場に降り立ったことも大きい。
このことにより、宿儺が止めを刺す前である可能性が僅かばかりあがるうえ、治療を行う時間・タイミングがゼロとはいえなくなるだろう。
そうした次の相手が登場し、五条の明確な死が描かれずに済んだことで可能性は残されたといえる。
まとめ
ただ五条悟という人間の人生で考えると、非常に満足度の高い終わり方ではなかったのだろうか。
最強という孤高の存在であった五条は誰にもその立場を理解されず、唯一の親友と呼べる存在も早くに自分のもとを離れてしまった。
そんななかでも人間として世界を守る側に立っていてくれたことが大きい。
そして最後の瞬間には史上最強に術師と戦うことができ、美しい散り際であったといえよう。
ただいち読者として現実を受け入れることは度し難い。
どんなに綺麗な終わり方よりも泥臭く生きてきてほしい、幸せになってほしいというのが本心であるい。
そんな現実を受け入れることができない私が考えた一縷の望み、妄想でしかないがこんな希望が叶い、生徒に囲まれ人生を全した五条悟がみてみたいのだ。
五条悟が敗北する示唆が描かれていた考察については↓から。
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