羂索の思惑と宿儺
死滅回遊に入り、さまざまな事実が判明し続けている。
まずは宿儺復活ということが1000年という長期間の準備を踏まえて綿密に練られた計画であるということだ。
本サイトでは虎杖悠仁という人物と羂索の関係性について何度も説明してきている。
その代表が↑の記事である。
1000年間生まれてこなかったはずの宿儺の器、本来は受肉をした場合に失われるはずの自我を保っていること、虎杖香織が羂索によって体を奪われたこと、情人離れした身体能力をもつこと。
ただの一般人、才能をもつ者と片付けるにはいささか不可解であり、羂索が宿儺の器として用意した可能性が非常に高まった。
次に宿儺が羂索との間に縛りを設けているということだ。
こちらは↑の記事にて考察をしているが、宿儺は自らの意思で呪物と成る道を選んだ可能性が高い。
真っ先に殺すと明言しており、戦闘狂の宿儺が五条との戦いをやめるという事実。
そして作中随一の傲慢さを誇る宿儺が他人との間で、対等な契約を結んだという事実。
これまで真人や美々子・菜々子・漏湖が成しえなかったことを羂索がやってのけたことも驚くべきことだが、縛りによる報復があるとはいえ人の言うことを忠実に守るという宿儺にも驚愕である。
つまり「私にとって宿儺は獄門彊が失敗した時の代案に過ぎない」と発言した際、羂索は宿儺が自分の側につくこととある程度のお願いは聞いてくれるということはすでにわかっていたのである。
となると渋谷事変の時点で考えられていた”宿儺が復活したとしても仲間になる可能性が非常に低いと見積もっており、宿儺復活を現実的な案とは捉えていなかった”というわけではなさそうだ。
このことから、羂索は別の理由から「宿儺を獄門彊が失敗したときの代案」と考えていたのだといえる。
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