「宿儺を獄門彊が失敗したときの代案」とした理由
ではなぜ羂索は「宿儺を獄門彊が失敗したときの代案」と考えていたのだろうか。
逆説的に考えれば、宿儺復活を最優先にしてしまえば羂索にとって不都合が生まれるということになる。
初めに考えられる可能性は宿儺が五条悟に敗北するという可能性である。
宿儺が完全復活したとしても、五条悟に敗北してしまったら意味をなさない。
ただ羂索は、宿儺が五条に敗れると思っていたわけではないと考える。
過去に2度敗れているという経験があるにもかかわらず、羂索は歴代最強の呪術師として宿儺の名前を挙げている。
迷くことなく率直に述べており、ほかの可能性を疑う様子は見受けられない。
このことからも羂索は宿儺が最強であると確信に近い考えをもっていたことが読み取れるし、ひいては五条が勝つ可能性はないと考えていたともいえる。
このことからも羂索は宿儺が最強であると確信に近い考えをもっていたことが読み取れるし、ひいては五条が勝つ可能性はないと考えていたともいえる。「/
ただし一対一であれば宿儺が負けることはないと思っても、連戦をすれば万が一でも負ける確率が生まれてしまう。
そう考えていた可能性は捨てきれない。
宿儺復活を主軸にした場合、五条悟に阻止されてしまうと考えていた可能性がある。
羂索は五条相手では勝てないことはすでにわかっていたので、直接対決になれば羂索が圧倒的に不利である。
ただ虎杖の有無にかかわらず、京都姉妹校交流会にて真人が高専忌庫から宿儺の指を回収したことや、伏黒の体に受肉できたことからも宿儺復活を秘密裏に進めることもできたように感じる。
ではどうして「宿儺を獄門彊が失敗したときの代案」としたのか。
それは羂索にとって六眼が天敵であるからではないかと考える。
宿儺の復活が成功したとして、五条を倒すことに成功したとしよう。
その場合には、再び六眼持ちの術師が生まれるということでもある。
となれば羂索の計画が阻止されることもありえてしまうだろう。
宿儺の復活に成功しても、サシでの勝負ならまだしも連戦や数の暴力を受ければ万が一でも敗北する可能性があるのかもしれない。
そうなれば、六眼持ちが必ず羂索の計画を阻止するだろう。
過去の敗北経験と、万が一に備えて六眼持ちは抹殺ではなく封印したかったのではないだろうか。
そのため羂索が主軸とした作戦は六眼の封印であったと考える。/
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