19本目
”死滅回遊”編は幕を閉じ、いよいよ”人外魔境新宿決戦”編が幕を開ける。
激闘の中で乙骨の領域に宿儺を閉じ込めることに成功する。
乙骨が模倣できる術式が刀にランダム付与される領域内で「捌」を使用する姿をみせる。
乙骨が術式をコピーするためにはいくつか条件が必要だが、呪物を喰うでもコピーの条件は満たせるよう。
宿儺の想像通り最後の1本は五条悟が保有しており、乙骨が喰ったのであった。
20本目
ここで宿儺・裏梅・乙骨らが揃って”五条悟が隠し持っていた宿儺の指”が最後の1本だと述べている。
しかし、行方がはっきりとしているのはこの時点で宿儺が喰った18本と乙骨が喰った1本、合わせて19本分しかない。
残る1本はどこにあるのだろうか?
この謎のについては宿儺の口から答えが語られる。
「オマエも知っての通り虎杖悠仁には死滅回游の泳者として
生まれながらに”宿儺の指”が封印されていた。
器としての強度を担保するために必要だったのだろうな。」
『呪術廻戦』第257話「人外魔境新宿決戦㉙」
羂索は虎杖悠仁を生んだ時点で器として強化するため、宿儺の指を1本すでに虎杖の体内に取り込んでいたのだ。
ここで”死滅回游”編で疑問視されており、本記事でも取り上げた「虎杖悠仁はなぜ初めから死滅回游の泳者だったのか」についての答えが出る。
それとともに、我々読者は初めからミスリードにあっていたことに気づかされる。
我々は第1話で虎杖が宿儺の指を喰ってしまったため、虎杖悠仁が宿儺の器となったのは偶然であると考えていた。
しかし”死滅回游”が始まってから、虎杖の出生には羂索の意思が関わったと判明した。
それでも第1話で登場したあの宿儺の指が1本目だと勘違いをしていたが、あれが実は2本目の登場であったということだ。
この2本目を喰らうまえに出会っていたのは伏黒のみであるが、おそらくあの段階では完全に感知できる状態ではなかったのだろう。
そもそも宿儺の指を喰っている人間がこの世にいるとは思わないはずだ。
またおそらく羂索も何かしらの封印を施していただろうから、伏黒では気づくはずもない。
五条が出会った虎杖はすでに指2本を取り込んでいたが、初見で何本取り込んでいるかを見抜くことはできないであろうし、まさかそれより以前に1本取り込んでいることは想像できないだろう。
以上が宿儺の指20本の行方である。
次に考えたいのが、宿儺の指20本の今後である。
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