”死滅回游”編の羂索戦での九十九由基、”人外魔境新宿決戦”編の宿儺戦での五条悟は、”簡易領域”でその場で凌ぎつつ羂索・宿儺との肉弾戦を対処する必要があった。
そうなれば”簡易領域”のみに集中するだけでは済まないので、一時的に耐える技として使用していた。
しかし最新258話「人外魔境新宿決戦㉚」では左腕2本の欠損状態、さらに反転術式使用不可の状態まで追い込んでいる。宿儺をかなり追い込んでいる状態だ。
その状態での領域展開「伏魔御廚子」をしているなかで効果範囲と出力を落としていない。
そのため宿儺は即席の”縛り”を設けていると記載がある。
推測にはなるが領域展開の維持時間、そして領域の中心に居続けるという縛りであると考える。
宿儺は領域を展開していても五条戦では自由に動ける姿が描かれている。
本来であれば領域展開中に虎杖たちを倒すこともできたはずだがそれをしていないということは、動かないという”縛り”を設けたと考えられる。
宿儺が動かないということで虎杖たちはかえって”簡易領域”に対する”縛り”を設けやすくなったに違いない。
今回はそういう特殊なシチュエーションということもあり、虎杖は”簡易領域”で宿儺の領域展開を凌ぐことができたと考えられる。
さらには効果時間が短かったということも功を奏したといえる。
結論として、今回のように①領域展開に時間制約があり、②術師が直接攻撃を仕掛けず、③”縛り”を設けやすい、という条件であれば ”簡易領域”でも領域展開を耐えきることは可能であるといえる。
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