【呪術廻戦考察】”人外魔境新宿決戦”での脹相についての評価【最新話ネタバレあり】

呪術廻戦

脹相のサポート面

 脹相に関して評価したいポイントはやはりサポート面である。

 ただ技術を教えることに関して言えば、脹相の貢献度は低い。

 というよりは加茂憲紀が優秀すぎるので、九相図を取り込んだ虎杖に技術的な指導を行ったのは

脹相ではなく加茂憲紀がメインであった。

 しかしながら虎杖の精神的なサポートをしていたのは脹相が一番であろう。

 ”人外魔境新宿決戦”に至るまでも、”渋谷事変”後のどうしようもなくなった虎杖。

 祖父・倭助を失い、恩師の五条悟や同級生の釘崎や伏黒を失い、一人になりかけた虎杖を支え続けていたという点において脹相という人物を欠かすことはできない。

 また乙骨の領域を抜けた後、宿儺から喰らったダメージを反転術式でうまく回復できずに焦る虎杖に対しては落ち着きように背中をさすっている。

「落ち着け。思い出せ。イメージしろ。

 根を張るように体の隅々まで血を巡らせ血管で体の輪郭を形成するイメージ。」

『呪術廻戦』28巻 第252話「人外魔境新宿決戦㉔」

 そして極めつけは宿儺の「竈」「開」で、命がけで虎杖を救ったということだ。

 兄としての意地で虎杖を救った脹相は、呪霊ではなく人としての生涯を終えることができたに違いない。

 こうした精神的な支えとして、脹相はかなり活躍していたといえるだろう。

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