めぐっちゃんは幼いころから心のどこかでキマリを蔑んでいました。
これは一番最初にめぐっちゃんがキマリと出会った際、「まりちゃん、明日遊んでもいいよ」というセリフから見て取れます。
これはどんくさく砂遊びをしているキマリに対して、自分が何とかしてあげなきゃ・私が面倒をみてあげるという意味合いがあるように思えます。
だからこそ「一緒に遊ぼう」ではなく「遊んでもいいよ」と上からの立場から声をかけたのだと思います。
だからこそ、第1話で学校を休んでどこか旅に出ると話した際、アドバイスをしつつも「どうせまた失敗をして私に泣きついてくる」と思っていたに違いありません。
実際、めぐっちゃんの予想通りキマリは失敗して戻ってくることとなりました。
おそらくキマリとめぐっちゃんがこれまで過ごしてきた10年近くはこのようなやりとりが繰り返されてきたのでしょう。
そんな中、キマリが借りていたというゲームは唯一めぐっちゃんに勝てたものでした。
「そうだっけ」ととぼけるめぐっちゃんでしたが、おそらく忘れているはずはありません。キマリに唯一負けているものなのですから。
キマリよりは優れているという慢心とプライドの高さから、なかったことにしようとしていました。
なおかつゲームを楽しむキマリを快く思わず、偶然に見せかけてプラグを引き抜いてしまします。
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