【感想/レビュー】『水星の魔女』【プロローグ考察】ガンダムシリーズ

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感想/レビュー

 まずもって断っておきたい部分としては、私はこれまでガンダムに触れてこなかった人間であるという点だ。

 これまで特撮やロボットアニメなど触れてはきたものの、ガンダムシリーズは敬遠してきた。

 というのもひと口に「ガンダム」といっても種類・シリーズが多いというのは素人ながらに知っていたからだ。

 どれから見ればいいのか、何から触ればよいのか。その底の深さが計り知れず、今まで避けてきた節がある。

 しかし現在インターネット上での人気ぶりに興味をもち、今回『水星の魔女』の視聴を始めた次第である。

 そのことを念頭に記事を読んでいただければ幸いである。

 今回のプロローグであるが、なかなかにスピード感があり駆け足で進んだ印象である。 

 しかしながら、想像を超えた面白さであった。

 どこが面白かったのか。

 それは①SFらしい世界観の構築②世界観の不明瞭さ③展開のわかりやすさの3つに起因していると考える。

SFらしい世界観の構築

 まず物語冒頭から。

「パーメットリンク」「インターコネクト」「ガンドフォーマット」と謎の言葉が続き、ガンダムらしき機体の操縦席が映し出される。

 この時点で「SFだ」と脳が勝手に認識してくれる

 自分が想像していた通りのSFでありガンダムであり、掴みとしては非常に優秀であると感じた。

 そしてその後エルノラのもとへ娘・エリーがやってくる。

 ここではエリーが「浮いた」状態で迎えに来る。そしてエルノラも「浮いた」状態で応える

 無重力を強調することで、ここが地球ではない惑星かどこかの宇宙空間のひとつであることが認識できる。

 その後、監査組織のカテドラルが攻め込んでくるが当然ながら宇宙服を着ている。

 またガンダムでの戦闘も星が瞬く宇宙空間で行われる。

 このように「SF」としての世界感がきっちり構築されており、序盤から物語にスッと入り込みやすい

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