【第4回ワールドトリガーのここが面白い】「三雲修の成長②~戦闘編~」【考察】

ワールドトリガー

vs 緑川

 風間との一戦を終え噂が噂を招いた結果、24敗したという事実が消され「風間と引き分けた人物」という事実の一部のみが広まってしまう。

 緑川はそんなオサムに声をかけるが、迅に誘われたことを話す。

 噂が気になった、かつ迅に気に欠けられていることに嫉妬した緑川はオサムに模擬戦を申し込む。

 A級4位部隊に所属する緑川に手も足も出ず、10戦10敗という結果を残す。

 やはりオサムは弱いという部分を再度強調する内容であった。

 風間相手の引き分けは「24戦をしたことで相手の傾向と対策を練ることができた」「フルガードできたにもかかわらずオサムの戦略を評価し、張り合った結果」「目的がオサムの値踏みであった」という3点を考慮する必要がある。

 そうした配慮や考えはなく、大勢のギャラリーで恥をかかせるという目的があった以上、緑川は一切手を抜くことなくオサムを倒す

 加え風間との戦いでみせた「知恵と工夫で戦うやり方」というものは、グラスホッパーで身軽に動き、近接のテクニックで戦うやり方の緑川との相性が悪いといわざるを得ない。

 当然一対一ではテクニックでの勝負が多いことは間違いなく、「知恵と工夫で戦うやり方」の難しさと、テクニックを習得する重要性を説いた試合であった。

 もちろん相手はA級4位部隊ということもあるが、一対一での弱さがかなり明確に書かれていたといえるだろう。

まとめ

 今回はB級昇格後のオサムについてみてきたが、バンダーを撃破するというはっきりとした成長を見ることができた。

 また「知恵と発想で戦う」というオサムの強み、戦うことができる才能の片鱗をわずかにだが感じることができた.

 一方では工夫して戦うということが唯一の長所ともいえ、緑川との模擬戦では手も足も出ないなどタイマンでの弱さが目立つこともあった。

 これからの展開で、オサムがどのような成長の仕方をみせるのかという部分に着目していきたいところである。

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