【第6回ワールドトリガーのここが面白い】「三雲修の成長④~戦闘編~」【考察】

ワールドトリガー

ラウンド3

 ラウンド3では来馬隊・那須隊とぶつかる。

 マップ選択権が那須隊になり、玉狛第2はラウンド2でみせたような有利は生かせない。

 逆に天候を嵐に設定されるということでマップ選択権の不利を受ける。

 まず評価すべき点はオサムの判断と行動の早さである。

 大きな川を挟み、2分化された地形にランダムに配置された各人。

 那須隊の作戦としては他2チームが2分化されている間に合流し、その段階で唯一の連絡路である橋を落とす。

 人数有利を活かした各個撃破、また対岸に人を残すことで2チームの削り合いを狙っていた。

 オサムは那須隊の有利な状況を防ぐため、唯一の連絡通路となっていた橋を落とすという決断をする。

 一度橋を壊してしまえば戻すことができない不可逆的なものではあるが、それを決断するという大胆さをみせる。

「那須隊大幅有利からやや有利まで抑えられたから悪くない判断でしょ」

『ワールドトリガー』11巻 第97話「那須隊②」

 結果、一番悪い状況は避けられたためオサムの作戦は成功したといえる。


 オサムについて褒めるべきポイントはその粘り強さである。

 飄々と攻撃を躱し、来馬隊と那須隊をうまくあてることによって良い立ち位置を確保できていた。

 その身のこなしがうまく、標的にされないということを活かしたプレイングができていたといえる。

 結果、那須のトリオンがかなり削られていたこと、空閑が対岸でのエース対決を制したことによって玉狛第2の勝利が確定する。

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