【呪術廻戦考察】伏黒恵は自分自身の体を取り戻すことができるのか【最新話ネタバレあり】

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伏黒恵の体を取り戻すためには

 さて本題である伏黒恵の体を取り戻すために必要なことであるが、それは宿儺の魂を抹消するということだと私は考えている。

 壊相・血塗が死しても受肉元の容貌に戻らなかったにもかかわらず、”渋谷事変”での伏黒甚爾は死んだ際に元の肉体に戻ったのだろうか。

 両者の違いは原因療法を行ったか否かの差であると考える。


 受肉体である壊相・血塗の場合、呪物を取り込む=魂を変化させた結果として肉体が変化した。

 先ほども述べたように「魂の変化」→「肉体の変化」という順番である。

 つまり肉体が変化したというのはあくまでも副次的なものでしかない。

 壊相・血塗は「魂の変化」→「肉体の変化」という順番を踏んだが、結果である「肉体」が先に死を迎えている。

 外見を変化させた原因である「魂」への干渉は行われなかったのである。


 一方の伏黒甚爾であるが、彼の場合は肉体が変化した結果として魂が付随してきたのである。

 「肉体の変化」→「魂の変化」という順番である。

 このときには甚爾は自らの死を選ぶという行為にでるが、「肉体の死」を迎えるわけである。

 「肉体の変化」→「魂の変化」という順番を踏んで、外見を変化させた要因である「肉体」が先に死を迎えている。

 伏黒甚爾の場合は、要因部分への干渉を行ってたのである。


 壊相・血塗と伏黒甚爾はどちらも「肉体の死」が先に訪れている。

 ただ「肉体の変化」が原因であったか結果であったかという部分で体が元に戻ったかどうかが決まったと私は考える。

 壊相・血塗は「肉体の変化」は副次的なものであるから、肉体が死を迎えても容姿が元に戻ることがなかった。

 一方の伏黒甚爾は「肉体の変化」が本質であるからこそ、肉体が死を迎えることで受肉元の容姿に戻ることができたのだろう。

 つまり伏黒恵も同様に、「肉体の変化」が起こった要因を取り除くことができれば体を取り戻す可能性はゼロではないといえる。

 伏黒恵の体から宿儺の魂を抹消することができれば、伏黒恵としての容貌を取り戻すことができると考える。

 伏黒の場合も「魂の変化」によって「肉体の変化」が発生し宿儺の容貌へ変わったのであるから、原因である「魂」部分。宿儺の魂を排除できれば、「肉体の変化」も元に戻るのではないだろうか。

 無理だと思われるかもしれないがこれについてはもとから決まっていた、いわば既定路線である。

 虎杖悠仁という特例を除いては、通常受肉をしてしまった時点で受肉元が肉体の所有権を得ることはできない。

 となれば伏黒が自我を取り戻すためには内なる宿儺を抹消するか、呪物として取り除くかの選択しかなかったわけである。

 もとからやることは変わらないという点では同じである。

 伏黒の外見が変わるかどうかにかかわらず、いずれにしても宿儺の魂は解決しなくてはならない事柄であったのだ。

 宿儺の魂をどのように処理するのかについての考察の一例は下記にて。

 今回は伏黒の体は取り戻せるのかについてみてきたが、可能性としては大いにあり得ると考えている。

 ただ芥見先生だからこの考察がどこまで有効かは不明である。

 それではまた。

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