いよいよ最新話を経て、宿儺の指20本の行方がはっきりとしたため、今回はその時系列を整理するとともに宿儺の指の行方について整理してみようと思う。
今回は時系列ではなく本編の進行に合わせて解説をしていく。
宿儺の指の行方
1本目
作中で初めて登場した宿儺の指は第1話でのこと。
高校に魔除けとして封印されていた宿儺の指であるが、その封印が弱まったため五条が伏黒に対して回収を命じる。
宿儺の指の気配を感じた伏黒は、その気配の主を追いかけ虎杖と出会う。
しかし伏黒が追いかけたのは宿儺の指の残穢であり、指自体は高校にありオカルト研究会の先輩たちがその封印を解いてしまっていた。
ここで宿儺の指という特級呪物の場所が判明していたのにもかかわらず何故放置していたのか、という疑問も生じる。
ただ封印が弱まったのが直近のことであり、弱まったことでようやく呪術高専が宿儺の指を認識するようになった。
それまでは封印の力が強かったために、高専は認識することが難しかったと考えられる。
その後、宿儺の指を求めた呪霊に襲われ窮地に至った虎杖と伏黒であるが「呪いに対抗するには呪いしかない」ということで虎杖は宿儺の指を自らの体に取り込む。
これが作中で登場した初めの1本目である。
2・3本目
続く2本目はすぐ後の第2話で登場する。
秘匿死刑か、宿儺の指を集めるかの2択を迫られた虎杖は、宿儺で苦しむ人を減らすため呪術高専への入学を決意する。
ただ本当に虎杖が宿儺の器として機能するのか、そして自我を保てるのかを確かめるために、五条悟は2本目の指を虎杖に喰わせる。
ここでも特に変化がなかったため、虎杖がすくわの器であることを確信する。
3本目は”受胎戴天”編で宿儺の指を飲みこんだことで特級へと変貌を遂げた呪霊を、虎杖と入れ替わった宿儺が倒す。
そして手に入れた指を飲み込むことで、虎杖の体内には3本目の指が取り込まれる。
その後、”幼魚と逆罰”編、”京都姉妹校交流会”編が始まるが、ここでは虎杖の体内に宿儺の指が取り込まれることはない。
しかしながら、高専組・呪霊組との間で宿儺の指が大きく移動する。
まず”幼魚と逆罰”編では吉野順平と仲良くなった虎杖が吉野母とも仲良くなり、吉野家へ招待される。
その際、真人が宿儺の指を吉野家に仕込み、集まった呪霊により吉野母が殺害される。
このときに宿儺の指1本が高専へ回収される。
続く”京都姉妹校交流会”編では、団体戦の途中で花御が高専を襲撃する。
騒然とする最中、真人は高専の忌庫へ侵入。高専に回収させた指を発信源に天元の結界を看破し、宿儺の指6本を回収する。
つまり呪霊組が最低でも宿儺の指6本を保有することとなる。
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