今回取り上げるのは”人外魔境新宿決戦”における禪院真希の評価について解説と評価をおこなっていこうと思う。
脹相に関しては戦闘面での評価だけではなく、サポート面での評価をしたいと思う。
戦闘面における脹相の評価
初めに戦闘面に関してである。
脹相が戦闘に参加したのは日車寛見が宿儺から呪具を没収し「処刑人の剣」を手に入れた、猪野琢磨らの登場と同じタイミングである第246話「人外魔境新宿決戦⑱」以降である。
登場してすぐ「穿血」での攻撃を仕掛けるもは宿儺に止まらなぬ速さで躱され、反撃として2本の腕で胴を貫通されるという致命傷を負うこととなった。
1級術師相当の脹相ですら、いとも簡単に攻撃を喰らってしまうのだからこれに関しては相手が悪いとしかいいようがない。
呪いの王に相応しい圧倒的な力での制圧を見せつけられていた。
その後、傷の治療中であったのか姿は見せないものの日車と宿儺がサシで戦っている際に遠距離から穿血での支援を行っている。
ただしこちらは遠距離という条件つきもあってか、大打撃には至らず軽くいなされれる程度に終わってしまっている。
ここから乙骨との領域勝負、真希・日下部とのサシ肉弾戦、ミゲル・ラルゥの登場を経て、再び脹相も戦闘へ参加する。第255話「人外魔境新宿決戦㉗」でのことだ。
「穿血」で攻撃を仕掛けるものの、ことごとく回避され続けている
これも宿儺に天晴れとしかいいようがなく、ミゲルとの肉弾戦で隙を伺い背後から奇襲に近いかたちの「穿血」を回避され、反撃として斬撃を飛ばされている。
また虎杖が宿儺を拘束した隙を狙っての「穿血」も避けられている。
作中でも随一の頑丈さを誇る虎杖の左腕を易々と破壊した穿血であるから、最大出力のものがあたったらそれなりのダメージにはなっただろう。
虎杖がどれほどの頑丈さだったのかについては下記の記事にてまとめている。
実際、”死滅回游”編にて薨星宮での脹相が羂索と戦った時も、羂索は受けることは一切せずにすべて避けるか攻撃させないかのどちらかをしているので、攻撃力自体は認められているのかもしれない。
しかしながら”渋谷事変”とい成長期とはいえ、虎杖のポテンシャルをもってしても回避は五分といわれた「穿血」である。
宿儺の場合には眼が4つあるというアドバンテージなのか、動体視力や周辺視野が異常なほど良すぎる。
「穿血」をいとも容易く避けるという時点で、宿儺や羂索がどれほど高いレベルに位置するのかがわかるだろう。
加えて宿儺はスピードも桁違いであり飛ばした斬撃より早く行動する宿儺についていくことができない。
圧倒的な力をみせつけられる中で宿儺の黒閃を喰らってしまう。赤血操術で用意した血の鎧で防御したとは言え、かなりのダメージ量。
ここで脹相はメインの戦闘からは離脱することとなる。
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