【呪術廻戦考察】『死滅回游というシステムについての解説』【最新話ネタバレあり】

マンガ

「一億人の呪力を孕んだ呪霊」に向けたステップ

 「一億人の呪力を孕んだ呪霊」とはいうが、何度も書いているように工程はかなり複雑。

 完成に至るまでにはいくつかのステップを踏む必要があった。

 羂索が考えたステップを見ていこうと思う。

①人類と天元の同化

 「一億人の呪力を孕んだ呪霊」という新しい存在を産み出すために、羂索が目標に設定したのは「人類と天元の同化」であった。

 このことを説明するため、天元について触れる必要がある。

 「不死の術式」を持つ天元は、国内の主要結界を維持・管理するという重大な役割を担っている。

 しかし不死であっても不老ではない天元は500年に一度、”星漿体”との同化をすることで肉体の情報をリセットしなくてはならない。

 そうしなければ天元は人の域を超え、”進化”を遂げてしまう。

 ただ12年前、当時星漿体であった天内理子が禪院甚爾に殺害されたため、天元は星漿体との同化に失敗する。

 正確には天内理子以外にも星漿体の候補はいたものの、天元はその現実を受け入れた。

「自信があったわけじゃないが季節が変わるように当り前に

 いつかはこうなると思っていた」

『呪術廻戦』第202話「血と油」

 結果、天元は老化が加速、存在として性質が変化した。

 すなわち、人間を超えた存在に成ったのだった。

 この新しい存在と成った天元を人間と同化させることによって、羂索は「一億人の呪力を孕んだ呪霊」を生み出そうと画策していた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました