【呪術廻戦考察】『死滅回游というシステムについての解説』【最新話ネタバレあり】

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②天元の確保

 そのためのステップとして、羂索は天元を確保する必要があった

 とはいえ薨星宮に棲む天元をどのように従えるかというのが課題であろう。

 ここで重要なのが先ほど述べた星漿体との同化である。

 星漿体との同化に失敗した、いや失敗を受け入れたことで天元は自己の性質が大きく変化した。

 進化し、人間を超えた天元は生物としての性質が変化した。

 急速な老化をしただけではない。一番は身体の変化である。

「進化を果たした今の私は組成としては人間より呪霊に近い。

 私は呪霊躁術の術式対象だ」

『呪術廻戦』17巻 第145話「裏」

 夏油の「呪霊躁術」を入手した羂索だからこそ、この作戦を実行できる

 そのため薨星宮に乗り込むことで天元を取り込もうとしていた。

 対して天元は「呪霊躁術」を防ぐために乙骨・九十九・脹相のうち2人に護衛を依頼する。

 ただ戦闘力の高い術式を複数持つ羂索相手に勝利は叶わず、結果として羂索に天元は取り込まれてしまう。

 


③非呪術師の慣らし

 次に必要なポイントは非呪術師を術師に変えるということだ

「星漿体以外との同化は不可能ではないが現時点では高確率で不完全なモノと成るだろう。

 死滅回游は泳者の呪力と結界と結界を結んだ境界を使ってこの国の人間を彼岸へ渡す儀式だ」

『呪術廻戦』17巻 第145話「裏」

 天元自身が語ったように、仮に羂索が天元を手に入れたとしてもそのニュートラルな状態で「天元と人間の同化」は非常に難易度が高いものと思われる。

 つまり天元と同化にあたっての下準備が必要となる。

 そのための儀式こそが「死滅回游」であった。

 この死滅回游にあたっても、結界の構成や呪霊連合との駆け引きなど解説すべき点はある。

 今回は死滅回游というシステム、という観点でポイントを見ていこうと思う。

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