②過去の術師たち
2つ目に死滅回游には過去の術師の参戦がある、ということだ。
この過去の術師の参戦および受肉については↓の過去記事でも触れている内容であるが、簡潔に説明する。
「過去の術師」というのは、主に自分の人生に満足がいかなかった術師が羂索と契約を行うことで死後呪物と成ったことによるものだ。
彼らはいつの日か受肉をするという条件と引き換えに死滅回游への参加を求められたはずだ。
ここでの問題はこの条件があまりにも羂索に有利であるということだ。
まず死後呪物に成る方法は羂索しか知りえない。そうした情報差という面でも有利だがそれだけではない。
本当に受肉できるかどうかが不確かであり、受肉できたとしてもどうなるのかとがわからないということだ。
もちろん過去の術師と羂索は”縛り”を設けており、受肉できないという可能性はないはずだ。
むしろ他者間との”縛り”を破った場合にはどんな重いバツが下されるかがわからない。
「他者間との”縛り”は、自らが自らに科す”縛り”とはわけが違う。
その違いの1つに”罰”の不確定さがある。」
『呪術廻戦』10巻 第79話「これからの話」
つまり”縛り”として「死滅回游の参加」と「いつの日かの受肉」を提示している場合には、過去の術師が受肉できることは間違いない。
しかし、死滅回游に参加したあとのことは語られていないと推測できる。
真人と羂索がメカ丸こと与幸吉の“天与呪縛”に蝕まれた体を治療した後、容赦なく命を狙っていた。
それと同様に、羂索は死滅回游参加後のことに責任は取らないるというスタンスをとるはずだ。
つまり過去の術師にとって、羂索との契約は死のリスクが非常に高いといえる。
そこまでするほど過去の術師たちは、自分の人生に満足がいっていなかったわけなのだ。
だからこそ死ぬわけにはいかないと確固たる意志を持っており、バトルロイヤルにも積極的に参加をする。
言い換えるのであれば、過去の術師たちは結界内の呪力を満たすため活発な行動をするといえる。
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