② 羂索と鹿紫雲
そんな羂索についてコミックス21巻、江戸時代を生きる鹿紫雲と会話するシーンがある。
「羂索……貴様の知る最強の術師は?」
「宿儺だ。600年も前で申し訳ないがこれは譲れない」
『呪術廻戦』21巻 東京第二結界-豪運- 第187話「東京第2結界⑥」
ここで最強の術師と聞かれ、迷いを見せることなく考えることもなく、ただ淡々とした表情で回答している。
つまりここに「六眼」持ちが宿儺と並ぶかもしれないという可能性を少しでも感じられたのであれば、表情や言動が変わっていただろう。
それを一切見せなかったことからも、「六眼」という可能性をはるかに上回る存在が両面宿儺であったといえる。
もちろんこの時点で六眼と戦っていない可能性も考えられる。
しかし、羂索の狙いは天元と星漿体の同化阻止である。
羂索が「六眼」に2度目の敗北を喫したタイミングが同化当日と述べられていることから、今から500年前の出来事、1500年代のことであると推測できる。
となれば1度目の敗北は1000年代、平安時代の出来事であろう。
さて2度の敗北を経たとしても、最強の術師が宿儺であることに揺らぎはなかった。
「六眼」という選択肢が眼中にもなかったのである。
そういう意味においても宿儺という存在はあまりにも強烈であり、まごうことないほど鮮明な最強という存在であったと捉えることができる。
どちらの存在も間近でみており、他人の力量を推し量ることのできる羂索が即答した時点で五条悟敗北の未来は見えていたのである。
残されたメンツで何とか宿儺には勝利を収めてもらいたい次第だ。
ただ五条の生存をどうしても願っていたい私の妄想が詰まった考察は↓においておきますのでどうぞ。
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