【呪術廻戦考察】伏黒恵は自分自身の体を取り戻すことができるのか【最新話ネタバレあり】

マンガ

 最新話第237話「人外魔境新宿決戦⑭」にて、平安時代の姿を取り戻した宿儺。

 これにより伏黒恵としての容貌は失われてしまった。

 実の姉に手をかけ、恩師を抹殺し魂が崩壊寸前である伏黒恵は自分のアイデンティティたる外見も失い、すでに戻る術を失ったのだろうか。

 いや私はもう戻れないとは考えていない。

 今回は伏黒恵が自分自身の体を取り戻す方法と題して考察を進めていこうと思う。

魂と肉体の関係性

 両面宿儺と伏黒恵について触れるためには欠かせない要素がいくつかある。

 そのうち最も重要なテーマとなるのが”魂”と”肉体”という関係性である。

 この”魂”と”肉体”という2つの要素は『呪術廻戦』という作品自体でも大きな核として存在している。 

 いきなり宿儺と伏黒恵という本題に入る前に、ステップを踏む必要がある。

 まず初めに宿儺の受肉についてである。


 宿儺は虎杖悠仁が宿儺の指を取り込むことによって受肉を果たした。

 現代での受肉に成功したと思ったところ、受肉元の虎杖は宿儺に選ばれた器≒羂索によって作られた宿儺をしまいこむ檻であった。

 このことについての詳しいことは下記の記事にまとめているのでそちらをご参照いただきたい。

 そんな宿儺であるが「死滅回游」編にて虎杖という檻から脱出し、伏黒恵という新たな器を手にする。

 ここで問題となるの事柄が『伏黒恵、器としての強度不足説』である。

 ”呪いの王”と称され、1000年間生きる羂索に最強であるといわしめるほどの術師である宿儺を一般人の体に受肉させることは難しい。

 そのため宿儺が受肉できるだけの”肉体の耐性”を持ち合わせた人間を用意する必要があった。

 それこそが虎杖悠仁という人物である。

 術師の家系ではないのにもかかわらず常人離れした身体能力を持つこと、虎杖の母・虎杖香織が羂索に体を乗っ取られていたこと、1000年間生まれてこなかった”宿儺の器”が突如として現れたこと。

 以上の3つを踏まえると虎杖悠仁は羂索によって生み出された存在である可能性が非常に高いといえる。

 しかし自由を手に入れるために宿儺が新たな器として見繕った伏黒恵は、センスや術式の格など術師として持つべき才能はあるものの肉体の強度自体は決して強くはない。

 むしろいくらぶつかろうがクリティカルを喰らおうが立ち続ける虎杖に対して、伏黒はKOする回数が多く非常に繊細で脆い。

 肉体の強度がどういう指標かにもよるが、頑丈さという観点から考えると宿儺の器としては強度不足の可能性が高い。

 とここまでが宿儺の器に関する大まかな考察である。

 このように『呪術廻戦』という世界においては”魂”と”肉体”という要素が重要なカギを握っているのだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました