どうやって南極に行くのか
ここで【よりもい考察/その0】着目点②にて、ただの女子高生がどのように南極行きのチケットを手に入れるのかという部分に戻りたいと思います。
第1話、キマリとシラセが初めて会話をするシーンで「南極に絶対行く」と語っていた彼女でした。
ラストで「どうやっていくつもり?」と尋ねるキマリに対し、シラセはニヤリと含みのある顔で「知りたい?」と返答をするわけです。
このシーンから、シラセは「南極へ行くための何か絶対的な秘策がある」と思わせます。
第2話では民間の南極観測隊に混ざるということがわかるのですが、その詳細をシラセは語ろうとしませんでした。
観測隊に知り合いがいると語るものの、それを聞いためぐっちゃんはかなり疑問を抱いていました。
資金難であることから中止の可能性もあるという点・一大プロジェクトにもかかわらず女子高生が参加できるのかという点の2つです。
めぐっちゃんに心配されたキマリはシラセに不安を打ち明けます。それも当然ですよね。
これまで述べたように、キマリにとってはようやく動き出した青春、人生にとっての大きな一歩なわけですから、出だしから「やっぱり行けません」と言われたらたまったものじゃないでしょう。
しかしシラセは「だって私は小淵沢貴子の娘だから」「絶対大丈夫」「嫌になったならなったって素直に言えばいいじゃない」と的を得ない返答をします。
せっかく一歩踏み出した人物に対し、詳しい説明をしないシラセという人物に私は徐々に疑問を抱きだしました。
それでも「ちゃんと状況は全部わかってる。作戦も考えてある」「今度ちゃんと説明するから」と彼女はあまりにも絶対的な自信をもって回答をするので、ひとまずは視聴を続けました。
周りの人物から無理だと言われ続け、めぐっちゃんからは疑われ、それでも「だって私は小淵沢貴子の娘だから」「絶対大丈夫」「ちゃんと状況は全部わかってる。作戦も考えてある」と語っていたシラセ。
そんな彼女が溜めに溜めていた作戦。それは「歌舞伎町で開催された南極隊員の飲み会で男性の南極隊員を捕まえ、誑かし、南極まで密航の依頼をする」というものでした。
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