このように南極観測隊は資金不足ではあるが、問題なく出航できるということはこれまで再三語りつくされてきたわけです。
この発言以外にも状況を見てみると、数年前から計画が立てられていたり、南極行きの懇親会が開かれていたり、訓練が開催されたりと南極行きは順調のように思えます。
またこの第7話ではすでに南極手前のオーストラリア・フリーマントルまで辿り着いています。
つまり、この段階ではすでに南極行きの一歩手前、いやもう一歩踏み出しているところです。
さて、ここまでを踏まえてこの第7話では「南極に行けるかどうか」という話題を持ち込んでいるのです。
ナンセンスとしか言いようがない。
ここまで「南極に行けるかどうか」を語りつくし、どんなことがあっても行くという話をし、いよいよ南極へ出発できるという矢先のこと。ここでまた「南極に行けるかどうか」という振出しに戻り話をしなくてはいけなくなるのです。
正直失望というか、なんでまたこの話題をするのだろうという感想です。
「南極に行く第2の目的」を掘り下げるのではなく、行けるかどうかを今になって語るのは、今まで積み上げてきた設定や関係性を崩壊させるものであります。
脚本上の甘さが現れた回であり、非常に強引で無理のある設定ですね。
民間の天文台という部分に着目し、話を掘り下げてほしかったですね。
さて、今回のレビューはここまでとなります。
ありがとうございました。
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