【感想/レビュー】『水星の魔女』【第1話考察】ガンダムシリーズ

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スレッタという人物について

 スレッタという人物は非常に魅力的な女性だ

 発言こそはおどおどしているものの、肝の据わった人物である。

スレッタはアスティカシア高等専門学園へ向かう途中、宇宙空間に人影を発見する。

 報告さえすれば、あとは大人に任せてもよさそうな場面である。

 しかし、スレッタはすぐさまモビルスーツに乗り込み救助しようとする

 事実、大人たちはモビルスーツを使用することに驚き、やや仕方なく発進のためにハッチを空け、「なんで君が動く?」というような反応をしている。

 大胆で強い精神力であることが序盤にてわかる。

 次に驚いたのはミオリネがグエルに暴力を振るわれたシーンである。

 ミオリネはこの時「賞品」状態。 

 父であり総帥のグリンダが定めた規定により、アスティカシア高等専門学園のナンバーワンパイロット・ホルダーとの婚約が定められていた。

 つまり、ホルダーであるジェターク社CEOの御曹司・グエルがミオリネの婚約者となっていた。

 しかし当事者のミオリネは全く納得がいっていない

 父親の戯言によって全く興味がない相手との婚約を定められているのだから面白いはずがない

 ただグエルはミオリネとその父の持つベネリット社を求めていた。

 こうした経緯と逃げられた事実を踏まえグエルはミオリネのもとへやってきた。

 ただ勝手な取り決めに納得がいかないミオリネはグエルにもそっけない態度をとる

しかし、ルールに則り婚約者であると主張するグエルは強硬な態度をとり、ミオリネが大切に育ててきた植物たちを破壊していく

 これを傍から眺めていたスレッタ。

 スレッタはミオリネを宇宙空間で助けはしたものの、アスティカシア高等専門学園から逃げ出したかったミオリネにとっては邪魔者。

 余計なことをしたと返って恨みを買ってしまっていた。

 ミオリネからはさほど優しい態度はとられていなかった

 それでもスレッタは周りにミオリネを助けるようお願いする

 ただグエルは御三家の御曹司であり、決闘委員会の筆頭でホルダーである。

 取り巻きや兄弟は止めることをせず、ただそれを見ているだけでだった。

 ミオリネの警護担当も特に守ろうとはしていない。

 スレッタは止める人物がいないとわかるとグエルのケツを叩くのだった。

 悪いことは悪いとはっきり述べる清々しさが彼女にはある。 

 怒るグエルは決闘をするかと煽るが、スレッタはこれに乗っかる。

 彼女はパイロットとしての自信とプライドがあったのかもしれない。

 ただ学園のナンバーワンパイロットに挑むのは勇気がいることだ。

 それでも決闘を承諾するという、スレッタが悪いことをしてはいけないという信念を大切にしていることがわかる度胸と器量がわかる良いシーンである。

まとめ

 プロローグとはあくまでプロローグ。

 ここから『水星の魔女』が始まるというワクワクが凝縮されたいい話でした。

 まだまだ伏線など、紹介したいものはありますがそれは次回まとめましょうかね。

 それではまた次回の記事で。

 次回の記事↓

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