【呪術廻戦考察】『伏黒恵、器としての強度不足説』【最新話ネタバレあり】

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虎杖が持つ身体能力の異常さ

 さて、ここで虎杖悠仁がもつ肉体の耐性がいかに異常であるであるかという部分をみていこう。

 恐ろしい点は何といってもその頑丈さである。

 虎杖の運動能力、特に目の良さがあるから致命傷を喰らうことが少ないということもある。

 しかし、喰らってはいけない攻撃を喰らったとしても起き上がることができるという点が強みである。

 そんな虎杖のエピソードを振り返ってみよう。

 まず初めは受胎戴天編にて宿儺の指にて特級クラスとなった呪霊である。

 呪霊が遊び半分とはいえ、呪力の扱いがままらない虎杖は特級クラスの攻撃をうけ、立ち続けていた。

 京都姉妹校交流会編では術式なしで1級呪霊と渡りあい、特級呪霊すら倒してしまうパワー東堂相手に平然と殴り合いを続ける。

 その直後に特級呪霊・花御と闘い続けるスタミナも凄まじい。

 このようにモロな攻撃を受けても、すぐさま起き上がれる強さがある。 

 この点については産みの親である羂索も驚いていた。

「我ながら流石と言うべきか。宿儺の器タフだね」

『呪術廻戦』15巻 第133話「渋谷事変50」 

 蝗GUY、真人との連戦後、羂索の呼んだ呪霊の攻撃を真っ向からもらっても、決して倒れはしないのだ。

 すでに呪力も尽きているだろうこの時点で、これだけ戦えていることが恐ろしい。

 そのフィジカル面の強さは死滅回遊でも健在。

 秤先輩の全力パンチをノーガードで3発も耐えきってしまう。

 東京第1結界に入るや否や、初心者狩りに出会うもその固さを評価されている。

 極めつけとなるのが日車戦である。

「何故呪力なしで俺と対等に渡り合える…⁉

 呪術師としてではなく生来の肉体‼生物としての強度が恐ろしく高いのか……‼‼」

『呪術廻戦』19巻 第165話「東京第1結界⑥」

 ここでは人間としての持ちうる肉体の頑丈さをかなり評価されている。

 その後しばらくして宿儺は伏黒の体へ受肉するが、ビルをいくつも突き破る威力のパンチを喰らう。

 伏黒の潜在意識により出力が下がっている可能性があるとはいえ、とんでもない威力。

 しかし、それを喰らってでもなお戦う気力がある。凄まじい肉体の強度である。

 そんな虎杖も気絶するシーンがある。

 ただし、一回目は七海と共闘した真人戦。ここでは串刺しになりながらも戦いを続ける強さを見せるが、おそらく度重なる出血が原因で気を失ってしまう。

 2回目は渋谷事変の張相戦。殴り合いに勝つことができず惜しくも敗北してしまう。

 そのため気絶によってダウンした経験は1回ということになる。

 これまでほとんど格上としか戦わず、連戦により呪力も少ないであろうなかでまともに倒れた回数が1回というは末恐ろしい才能だと言わざるを得ない。

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