今回はゆったりと『呪術廻戦』の考察をしていこうと思う。
テーマは「虎杖悠仁と播磨国の関係性」である。
播磨国は現在の兵庫県・南側に位置する地域。
この議題を持ちいた理由は、下記の発言に由来する。
この発言から宿儺は”播磨国に関係する誰か”と”虎杖悠仁”の容姿が似ていることを示している。
加えて第214話「呪胎戴天-陸-」では「そうか小僧はあの時の」という発言をする。
つまり
- 宿儺は”播磨国に関係する誰か”と平安時代に出会っていた
- 虎杖の祖先を辿ると”播磨国に関係する誰か”である
という可能性が高いように思える。
今回はそんな”播磨国に関係する誰か”について深掘りをしていこうと思う。
前回の記事は↓より。
平安時代と播磨国
早速ではあるが”播磨国に関係する誰か”とは誰だろうか?
私の推測だが、それは道摩法師こと蘆屋道満であると考える。
ここで蘆屋道満という人物を挙げた理由は3つある。
一つ目に、蘆屋道満は播磨国との関係性が強いという理由だ。
まず蘆屋道満というのは、平安時代に存在したといわれる陰陽師である。
『宇治拾遺物語』『古事談』『十訓抄』『峯相記』を代表する作品にいくつも説話が記録されている。
その中でも陰陽師を代表する人物・安倍晴明に関係する話が有名であり、”安倍晴明のライバル”として打ち出されることも少なくない。
陰陽師を代表する人物のひとりと言っても過言ではない。
そんな蘆屋道満であるが、「播磨国出身の陰陽師」という説や「安倍晴明との勝負に負けて播磨国へ流刑された」という説話が残されている。
かなり播磨国という土地との関係もかなり深いのである。
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