【第2回ワールドトリガーのここが面白い】「緊急脱出(ベイルアウト)という仕組みと解説」【考察】

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狙撃手の位置バレ

 もう一つは狙撃手が自分の居場所がバレたときに使用する。

 ランク戦においてはこちらの重要度のほうが圧倒的に高い。

 とその前に狙撃手という立場について記載していく。

 一番は狙撃が厄介であるという点だ。

 もちろん攻撃を喰らってしまうということも嫌ではあるが、それ以上に居場所がわからないということが一番の問題である

 狙う相手・畳みかけるタイミング・射線の切り方などなど居場所がわからないというだけで動きが制限される。

 そのため迂闊な行動が命取りとなり、大胆な攻め方ができなくなるのだ。

 狙撃手はいるだけで存在感があり、大きなプレッシャーに結び付く。

「二宮隊は玉狛の2人と戦いながら全方位からの狙撃・爆撃を警戒する必要がある。

~中略~

 逆に雨取の位置がわかれば二宮隊はかなり楽になれる。

 警戒すべき方角が絞られて、その分意識を攻撃に割けるようになるからな」

『ワールドトリガー』第22巻 第194話「三雲修⑱」 著:葦原大介

 しかし狙撃手に対する恐怖は「どこにいるのかわからない」という部分からくるものであり、逆説的に考えれば「どこにいるのかわかる」ことさえできれば対策のしようがある。

「弾の出所さえわかっていればトリオン体の反応速度次第で防御も可能!

 位置を知られては苦しいぞ狙撃手!」

『ワールドトリガー』第11巻 第89話「玉狛第二 ④」 著:葦原大介

 方向さえわかれば射線の切り方やシールドの意識が変わり、ガードや避ける事も可能だ。

 だからこそ狙撃手は「狙撃後には位置がバレないように移動」、敵部隊は「位置がわかっているうちに撃墜」へ意識する。

 第2に狙撃手相手では点を獲りやすいという部分がある。

 もちろん荒船隊の荒船のように弧月でマスタークラスまで到達する猛者もいるがかなりレアなケースもあるが、基本的には近接・中距離での打ち合いに弱い。

 そう言った意味で、ある程度の距離まで持ち込んでしまえば狙撃手を倒すことは容易い。

 狙撃手相手にタイマンに持ちこむことができれば、ローリスク・ハイリターンで点をもぎ取れるのだ。

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